昨日、3月20日は春分の日でした。
春分の日は、「自然を称え、将来のために努力する日」と法律で定められた祝日です。
春分は、昼と夜の長さが同じになる日でもあります。
昔の人々は、自然に感謝し、春を祝福する日と感じていたようで、
それは長い冬の間冬眠していた動物たちが動き始め、人々もやる気に満ち溢れている時期だからといわれているそうです。
まが、春分の日の前後にご先祖様への感謝の気持ちを伝えるためにお墓参りに行く習慣もあります。
これがお彼岸というわけです。
お彼岸は年2回、春分の日と秋分の日を中日にして営まれますが、
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われているように、お彼岸が来ると最も過ごしやすい季節になってきます。
まだ少し肌寒い日もありますが、菜の花や桜の花の開花もちらほら見受けられ、だんだん春になってきているなと実感しております。
ちなみに、春のお彼岸はぼた餅「牡丹餅」、秋のお彼岸はおはぎ「御萩」をお供えする習慣があります。
牡丹の花は春に咲くことから春は牡丹餅といい、萩の花の咲く秋は御萩餅(あるいは、萩の餅)といわれますが、
牡丹餅や御萩餅がお供え物になったのは、江戸時代初期といわれています。
江戸時代初期といえば砂糖は超高級品でした。
砂糖を使ったスイーツである御萩は、大切な日や大事な人へ振る舞う時の食べものでした。
また、小豆の赤い色には魔よけの効果があると信じられており、大切なお彼岸に、魔よけ効果の小豆と高級な砂糖を使い、
ご先祖様にお供えし、「家族みんなが無事でくらせますように」と、邪気祓いをしていたということです。
昨日、ケアハウス豊寿園ではお茶会に、デイサービスではおやつにぼたもちを出し、入居者様、利用者様に食べて頂きました。
春を感じながら、楽しんで頂けたお茶会、おやつタイムとなったようでした。